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;家づくりの階段の種類とは?後悔しないためのポイントを解説
2024/12/7
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;2024/12/7
注文住宅を建てることを検討しているあなたは、きっと「理想のマイホーム」を思い描いていることでしょう。
そして、その理想の空間を形作る上で欠かせない要素の一つに、階段があります。
階段は単なる移動手段ではなく、家全体の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。
安全性を確保しながらも、デザイン性や使い心地にもこだわりたいですよね。
しかし、いざ階段を選ぶとなると、種類や選び方のポイントが多く、どこから手をつければいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、注文住宅の階段の種類について解説していきます。
【家づくりの階段の種類】
階段は、その形状や構造によって、安全性、デザイン性、コスト、スペース効率などが大きく異なります。
この記事では、直階段、折り返し階段、らせん階段など、さまざまな階段の種類の特徴やメリット・デメリットをわかりやすく解説していきます。
1: 直階段
直階段は、上階と下階を一直線で結んでいる階段で、踊り場を設ける必要がないため、延床面積の限られた住宅や、狭いスペースにも設置することが可能なことがポイントです。
直階段を設置する場合は、手すりの検討や、可能であれば階段の中間地点に踊り場を設けることをおすすめします。
2: かね折れ階段
かね折れ階段は、階段の途中でL字型に90度折れ曲がっている階段のことです。
折り返し階段ほどではありませんが、踊り場を設けることができるため、直階段のような「バランスをくずしたときに階段の一番下まで落下してしまう」ようなリスクを軽減することができます。
3: 折り返し階段
折り返し階段は、コの字型またはU字型に方向を変えて折り返された階段のことで、途中に踊り場が設けられているのが特徴です。
踊り場にスペースを確保しやすく、途中で休憩できたり、折り返すことで段数が増え勾配が緩やかになったりと、安全性が高まるメリットがあります。
4: らせん階段
らせん階段は、1本の柱を軸に、ステップがらせん状に設置されている階段です。
構造上、階段の踏込み板の間をつなぐ縦板である「蹴込み板」がない、スケルトンタイプが中心となります。
【階段の手すりの種類】
階段の手すりは、安全性だけでなくデザイン性も重要な要素です。
壁付けタイプ、オープンタイプ、パネルタイプなど、それぞれのタイプの特徴を紹介します。
1: 壁付けタイプ
壁付けタイプは、階段に面している壁に手すりを設置するタイプです。
日本家屋では最も多いタイプでしょう。
手すり自体の構造は単純なので、建築費は安価です。
2: オープン(シースルー/スケルトン)タイプ
オープンタイプは、階段に直接手すりがついていて、階段の中が見えるタイプです。
家の中に光と風を通すので、開放感が生まれておしゃれな印象があります。
3: パネルタイプ
パネルタイプは、手すりとステップの間にパネルを設置したタイプです。
小さなお子さんやペットがいて、「開放感が欲しいけれど落下が怖い」という方にもおすすめです。
【後悔しない階段づくりのポイント】
階段の選び方では、動線、手すり、段数・幅、踊り場、窓、コンセント、照明、階段下スペースの活用など、さまざまなポイントを考慮する必要があります。
1: 動線
階段の配置を考えるときは、必ず上下階をつなぐ動線を1つずつシミュレーションしましょう。
ホール階段・リビング階段にはそれぞれメリット・デメリットがあり、どの動線を重視するかで適切な配置は変わります。
ホール階段
・玄関から2階に行くシーンが多い場合、ホール階段の方が便利
・ホールに収納スペースを設けることも可能
・リビングへの視線を遮ることができる
リビング階段
・LDKで過ごす時間が長い場合、リビング階段が便利
・家族のコミュニケーションを促進できる
・開放感があり、空間を広く見せる効果がある
2: 手すり
階段の手すりは、安全性を確保する上で非常に重要な要素です。
小さなお子さんや高齢の方がいる場合は、特に手すりの設置は必須です。
手すりの高さや素材、デザインなど、ご家族の状況に合わせて慎重に選びましょう。
3: 段数・幅
建築基準法では、階段の寸法について、次のように規定しています。
幅: 75cm以上
踏面: 15cm以上
蹴上: 23cm以上
ただし、これはあくまで最低限の基準です。
小さなお子さんや高齢のご家族がいる場合は、幅を広く取ったり、勾配を緩くして蹴上を低くしたりする必要があるかもしれません。
4: 踊り場
階段の途中に踊り場を設けることで、安全性は格段に向上します。
踊り場を設けることで、途中で休憩したり、方向転換したりすることができるため、小さなお子さんや高齢の方でも安心して利用できます。
5: 窓
階段に窓を設置することで、採光と通風を確保することができます。
窓から光が差し込むことで、階段空間は明るく開放的な雰囲気になります。
また、窓から景色を楽しめるのも、階段に窓を設置するメリットの一つです。
6: コンセント
階段にコンセントを設置すると、掃除機や照明器具など、さまざまな機器を使用することができます。
特に、階段下収納に電化製品を置く場合は、コンセントの設置が必須です。
7: 照明
階段の照明は、安全性を確保する上で重要な役割を果たします。
足元を照らすだけでなく、階段空間全体の雰囲気を左右する要素でもあります。
適切な照明器具を選んで、安全で快適な階段空間を実現しましょう。
8: 階段下スペース
階段下スペースは、収納スペースとして有効活用できます。
収納棚やクローゼットを設置することで、デッドスペースを有効活用することができます。
【まとめ】
この記事では、注文住宅の階段の種類、選び方のポイントについて解説しました。
階段は家づくりの重要な要素の一つであり、安全性、デザイン性、使い心地など、さまざまな側面から検討する必要があります。
この記事で紹介した情報を参考に、ご自身のライフスタイルや住宅の設計に合わせて、後悔のない階段選びをしてください。
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